---以下某所での記録---

7時開宴が待ち遠し気な隊員達の気配を察知してか、やさしい山の神様が会場まで送ってくださった。
I藤隊員は8時頃までは来るとのことだったが、目の前にぶら下がった美味しそうな料理に手を出さない訳がない。次々と運ばれてくる料理に舌鼓を打ちながらペロリと平らげ続ける。
生ビールを何杯か空ける頃にI藤さんが到着してすぐに乾杯をし直す。



鍋だ〜!!

このお店はI藤さんが高校時代?から通っているとのこと、とても美味しい料理が素晴らしい。
いろんな話が飛び出したが、やっぱり山の話題が断然多い。皆のあまりにも熱い想いが昨今の雪不足の原因なのだろうが、次々と突飛な山行案が飛び出すも、誰一人記録を取っていないので、翌日には体内のアルコールのように自然と醒めてしまうのかも知れない。けれども、中登隊面々の山への熱い想いは、決して冷めることのないものであることを確信した宴会でもあった。

レッドゾーンに近づいたメーターを落ち着かせるべく厠に駆け込み用を足す。知らぬ間にカウンター席に移動した面々の表情は酩酊甚だしく、明日が心配だ。
店の壁に飾られた古いギターを隊長が何気なく手にした瞬間、店主が待ってましたとばかりに、スタンドマイクのセッティング etc…



暴走中の隊長〜

大酩酊の隊長は、ギターを抱えたままキョトンとして成り行きに身を任せているが、ご主人が古いストラトキャスターをおもむろに抱えると、今まで上品だった店内は熱いライブ会場へと変貌した。

とっても古い楽譜を開いた隊長が、ポロロンとギターをつま弾き歌い始めたのは、当然懐かしいフォークだ。バックで店主が即興で合わせる音は本格的…
後で聞いた話、店主ご夫妻はヤマハのポプコン東北大会まで行った方達だそうで…


我が隊長も学生時代に県大会に出てたらしく…


 結局、火に油を注いでしまい…


  ふぁいや〜!!


    途中我々を迎えにいらした山の神様は…


  婦人消防団の団長であられるが…



顛末は読者の皆様のご想像にお任せします。


   当然ながら就寝時間不明…




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