【白い天然水】

   
到着時   と   試飲後
の 「すろい天然水」


山友達のMちゃんからメールを頂く。何でも秘蔵の酒を大量に入手したので、もし良かったら少しだけお裾分けしようかとのことである。私は本当のところは下戸であるが、酒は大好きなので、毎晩少量であるがチビリチビリと呑(Ya)る。
折角の好意を無下に断る非礼など以ての外、すぐにお願いしますと返信した。

ある日の夕方帰宅したら小包が一つ、手にするとカポンカポン音がする。差出人の名を見てピンときた。すぐに開けてみると、中には丸々と太ったペットボトルが・・・
白濁した液体は、多分長い道中適度にシェイクされたのだろう。自然発酵が助長され、自身の空体積を急激に増やしパンパンに膨れあがっていた。

早速、キャップを捻るとジュワッとガスが吹き出す。と同時に何とも言えない不思議な心地よい香りが室内に漂う。下戸の私はこれだけで目が回るようだったが、少しコップに注ぎ味見をした。

少しだけ口に含み舌の上で転がすと少し酸味がかった味、それと舌先がサイダーを飲んだときのように少し痺れる感じがした。口の中に広がる芳醇な味わいは市販のどんな酒も敵わぬものだろう。
ううむ・・・
こりゃ美味じゃ!

スッと喉の奥に入っていった快感に、たまらずもう一口グピッと呑る・・・
日本酒独特のツンと来る香りや独特の甘みも良いものだが、この飲物はそれがないのだ。でもなんと言うか、口に含むと何の抵抗もなくスッと喉の奥に引き込まれていく感じ・・・
知らず知らずのうちにどんどん呑ってしまうのだった。
ふと気づくと完全に出来上がっている自分がそこにいた。や、やばい・・・
これは家宝・・・
暫くは帰宅後の楽しみにチビチビ呑ろう。

山形県は置賜地方の伝統ある蔵本の秘蔵の銘酒、「すろい天然水」
読者の皆様のよだれが想像できまする・・・
Mちゃん来年も宜しくです。★あ(^ - ^) り(- ^ ) が( ) と( ^ -) う\(^ 0 ^)/★