【河原宿へ散歩】

【日 程】2013年06月23日(日)
【山 域】鳥海山
【山 名】河原宿(1550m)
【天 候】雨のち曇り
【メンバ】2人
【コース】湯の台から河原宿往復
(概 略)



晴天の天気予報を信じて湯ノ台口へ、未だ除雪が完了していなくて下の駐車場までしか車は入れない。鳥海もまれに見る大雪だったらしく6月の末だというのに残雪がすごい、多分私の記憶でも一番の残雪だ。(空梅雨で雨が降らないからかも)


  
残雪が…


上の駐車場からチンタラ登り始めたら雨がパラパラ落ちてきた。少しぐらいは濡れても良いとそのまま滝の小屋まで進む。少し強くなってきたので小屋にお邪魔して雨宿り、同じ事を考えている輩が小屋番さんとストーブを囲んで雑談していた。何でも熊が出没しているらしい。暫くして明るくなってきたので登山再開、未だ小屋前の沢は雪の下、スキーも十分楽しめる。時折陽は差すもののガスが切れることはない。

八丁坂を登るのは5年ぶりかな?元気なおじさん達と相前後して登る。途中単独の女性がカッパを着込んで降りてきた。外輪のイワウメ目当てらしかったが、悪天のため河原宿で引き返してきたそうな。運が良かったら月山森まで足を伸ばすつもりだったが多分無理だろうと思った。
少しだけ咲き始めた花を愛でながらチンタラ上り詰めると河原宿小屋の三角屋根が霞んで見えた。

  
河原宿の様子
結局上まで晴れることはなかった


6月末の河原宿がこんなに雪で覆われた光景を見たことがない。いつもなら冷たい流れで喉を潤すのだが水を拾う場所も1箇所だけしか開いていない。本当のところは、冷たい流れできりっと締めた素麺を楽しみに来たのだが、とても寒くて冷たいものを食べる気になれず煮麺になってしまった。次回の楽しみとしよう。
小屋の土間で休憩する登山者は我々の他にも数人いたが、上を目指して視界のない中登っていく人も複数いたようだ。GPS完備なのだろう…

ガスコンロの調子がいまいちで素麺をゆでるのに手間取った。寒いしお腹がへっていたので「ひっぱりうどん」の要領で鍋からそのままずずずとすする。暖かくてとても美味しい。
お腹がふくれて落ち着いたのでそのまま下るが、久しぶりの山歩きで膝が笑った。
オラも軟弱になったなと独りごちる。


  


  

この日のお花たち