二ノ滝 探勝会】


2010年の二ノ滝

【日 程】2010年01月31日(日)
【山 域】鳥海山
【山 名】二ノ滝(500m)
【天 候】曇
【メンバ】4人(with S藤さん、M浦さん、J平)
【コース】胴腹の滝から往復
(概 略)



毎年恒例の二ノ滝探勝会は年明け一回目のめでたい山遊びであるが、去年の猛ラッセルの記憶が今も新しい。
待ち合わせ場所のコンビニから車道終点に着くと先行者数人が出発間際、やれやれ、やまいびとは我らばかりでない。挨拶すると「あれ、どこかで会ってるよね?」と言われた。改めてお顔を拝見すると三ノ俣やらどっかで何度も顔を会わせた人だったが、名前は存じ上げない。「そうですよねぇ、何度か会ってますよねぇ」と言ったら廻りの人達が一斉に爆笑した。まあ山屋なんて人種の世界は意外と狭いって事だろう。

先行パーティーは山スキー(テレマーク?)なのでトレースをありがたく使わせて貰った。新雪がうっすら積もっていたがカンジキを背負いツボ足で軽快に登れる。去年のラッセルは何だったんだろう。ゆっくりゆっくり雪景色を楽しみながら登る。
途中後続のパーティーが突然横道から現れびっくりする。
噂に聞いた隠れ道だろう。挨拶したら地元遊佐のパーティーだった。帰り道に使わせて貰おうと話がまとまる。

当初は駐車場にある東屋で昼食予定であったが、この日は二時間ぐらいで着いてしまったので滝まで直行する事にした。ここでカンジキを装着する。
今年は暖冬なのか思ったより雪が少なくラッセルなんて無いに等しい。斜面には結構太いブナが所々倒れている。去年の台風?の被害とM浦さんは言っていたが…
改めて見てみるとブナという木は幹に対して根が極端に浅いことがよく判る光景だった。
誰かさんは三年後が楽しみだと言っていたが…



今年のラッセルは、らくちんだ

難なく滝に到着すると先行パーティーが賑やかに食事中、我々も脇に陣取る。
期待はしていなかったが、今年の二ノ滝も完全氷結していなく、音を立てて水が流れ落ちていた。でも去年より少しましかな…
考えてみたら完全氷結は何年見てないんだろう…
これも地球温暖化の影響なのだろう。

隣のパーティーの好意でスコップをお借りし雪上テーブルを拵え我らも昼食を楽しむ。M浦さんお手製のおでん、とても美味しゅうございました。改めて御礼申し上げます。
庄内隊で、このような食事をするのは、考えてみたら初めてじゃないかと誰かが言っていた。そう言えばいつも皆さん、黙々と登ってばかりだったよねぇ〜(笑)
次回はキスカスでまたやろうと話がまとまり下山し散会となる。

同行させて頂いた皆さんの暖かい心遣いに感謝である。



帰路に見つけた不思議な石仏