【笙ヶ岳ハイキング】


途中から新山を見上げる

【日 程】2009年8月2日(日)
【山 域】鳥海山
【山 名】笙ヶ岳(1635m)
【天 候】晴れ
【メンバ】2人
【コース】大平口からピストン


大平口(9:31)---(10:15)見晴---(10:53)とよ---(11:11)河原宿---(12:17)笙ヶ岳(13:10)---(13:51)河原宿---(15:04)大平口


梅雨明けはまだ遠いのか雨が続き気分も晴れない。朝の内下界は晴れていたがお山方面は雲の中、天気予報を見ると何とか夕方まで持ちそうなのでそれっと出かけた。

ブルーラインへの近道で大平口までおよそ一時間で到着、駐車場では賑やかなおばさま軍団と相前後して出発、ガスが上がってきて景色は皆無、でも時々眼下に大平山荘は見えた。
見晴まで上がると上部は晴れているようで稜線が見える。曇天のため日焼け止めは塗らずに登るが今は腕がひりひりする。
改めて考えてみたらこのコース、オラは初めてだったのだ(汗)
道理で景色が新鮮な訳だ(笑)

途中から色とりどりの花達が出迎えてくれ自然と口元がデヘヘとゆるむ。古い記憶を頼りに花の名を思い出すがなかなか出てこない。特に黄色い花がわからないのだ。
途中のチングルマの群落には周りの登山者も大喜び、花穂も風流で味わいがありグッドです。クルマユリとコバギボウシの色の対比が面白く絵になります。


   
コバギボウシ  と  チングルマ


河原宿で冷たい雪代で喉を潤し稜線まで何とか辿り着くと、目の前に鍋森が雲の中から悠然と姿を現す。ここで多くの登山者は休憩していたが、我らは休まずに三峰に登る。途中だんだん雲が切れ、時折外輪や千畳ヶ原も姿を現す。一旦下って二峰への登り返しが少し辛い。でもイチゲやニッコウキスゲの可憐な花に励まされ、眼下の「ひのそ」には残雪が残り高度感を楽しむ。
これだから山はやめられない。



夏はニッコウキスゲ


二峰で展望を暫し楽しむと笙ヶ岳の三角点まで足を伸ばし冷たい麦茶で即乾杯
「カァ〜ッ!!」
シャジンとトウゲブキが咲き乱れる山頂は、展望があまり良くないので少し戻った道端で昼食休憩、当然定番のカップヌードルである。
最近地元のセ○ンで見つけた「だだ茶豆おにぎり」も美味しいのだ。

傍らの無線機から大朝日方面では雨が降って来たと朝日の管理人さん達の交信が聞こえてきた。空を見上げると雲行きが怪しいので慌ただしく出発する。
ショートカットコースで河原宿へ、初めて通ったがなかなか趣のあるルートだ。ここからは灼熱の下界へひたすら下るだけ、途中健脚の単独女性にズバッと追い抜かれ、駐車場に着いたらポツポツと雨が落ちてきた。
まあ、梅雨の合間のハイキングは、こんなモンでしょう。



何やらいわくありげな岩