【月山花盛り】


まぶしいチングルマ と 清楚なアオノツガザクラ

【日 程】2009年6月27日(土)
【山 域】月山
【山 名】月山(1980m)
【天 候】晴れ
【メンバ】2人(J平)
【コース】羽黒口8合目からピストン



天気が良さそうだったので久しぶりに月山に向かった。もちろんお目当てはクロユリ、最近愛車の手入れを怠っているので調子が悪く、ヒヤヒヤしながらの運転であったが、何とか8合目まで持った。(これが元で後に強烈なしっぺ返しを食らう)
7/1の山開き前とは言いながら駐車場は既に満杯で路上駐車となる。さすが花の名山で有名な月山、全国津々浦々からの車が並んでいる。

100円トイレで用を足してからゆっくりと池塘の点在する木道を登り始めると、山開き準備のためか巨大な荷物を背負った人達が急ぎ足で追い越していく。このコースは20年振り位か?記憶が完璧に飛んでいる。晴天だが遠方は霞んでおり展望は望めない。
なだらかな登路には実に多彩な彩りが咲き乱れている。

新鮮だったのはミヤマシオガマ(写真撮り忘れた)、鳥海や朝日ではヨツバシオガマを良く目にするのだが、ミヤマシオガマはあまりというかほとんど見た記憶がない。その分新鮮に見えたのだろう。
後はハクサンチドリ、この山では"ウズラ葉"がやたら多くびっくりした。他の山では珍しいのだが…
その他、久しぶりに会う夏山の花達は実に輝いて見えた。


   
ウズラバのハクサンチドリ   と   この花はなんだろう?


行者返しを登り切ると、どっしりと横たわる品倉尾根が目に飛び込んでくる。
いつかはスキーで行ってみたいと願っているのだが、未だ実現していない。
この山は見る角度により実に多彩な顔を持つ。いつも見ている庄内側の北面と新庄側から見る東面の対比が実に面白いのだが、稜線を歩いてみると改めて懐の深い山だと言うことがわかる。

以前歩いた念仏ヶ原が懐かしく思い出され、残雪がまぶしい大雪城の上では千本桜目指して滑り降りたい衝動に駆られた。すぐ近くに見える虚空蔵岳や雨告山の甘い誘惑は…(笑)
思ったより風が冷たい山頂には結構の人がいた。我々も風を避け昼食休憩、暖かいカップ麺が思いの外美味しい。
山頂神社はこれから冬ごもりを解く様子、バールを持った関係者がドロボウのように戸をこじ開けていた。いつもは500円払わないと入れない山頂神社に行き柏手を打つ。


   
大雪城最上部から   と   月山山頂


それから山頂小屋付近で目当てのものを探すと、ありました、ありました。
地味な花なので知らない人は見落とすでしょうが、この辺は山菜採りの視線モードを変えるのと一緒、その気になって探すと結構いっぱい咲いていた。でも蕾も多く盛期まであと少しという感じ、山頂付近は今、ハクサンイチゲ満開である。
牛首から湯殿山方面がこっちにもおいでと呼んでいる気がした。

次は朝日かな(笑)


   
クロユリの三花   と   ツガザクラ


追伸

帰ってすぐに愛車を診て貰った。
翌日携帯に入った連絡によれば、リアのブレーキのシリンダーが錆のため戻らず…

修理費の概算を聞いて、絶句 … (脂汗)


みなさん…

愛車の手入れはこまめに行いましょう…(大涙)



ハクサンイチゲのお花畑です