【湯の台大斜面ビールに撃沈】 鳥海山湯の台口
                              (山スキー)



【日 程】2005年5月29日(日)
【山 域】鳥海山
【山 名】河原宿(1650m)
【天 候】晴
【メンバ】単独
【コース】湯の台から往復
(概 略)


車道終点(8:10)---(11:07)1585m大休止(13:57)---(14:15)1650m地点(14:25)---(15:00)車道終点


あまりに天気がよいので、昨日の今日ではあるが家を飛び出し湯の台へ向かう。
荒木橋を過ぎて最初の左カーブで車はお終い、担いで歩き出すが虫がうるさい。
ブナの新緑が見事で気持ちよい歩きが続く。途中ショートカットも考えるが、鶴間池を見たくて遠回り、今日は外輪まで上がる気は更々なくハイキング気分である。

沢沿いの斜登行のあたりからスキーを装着、足かせが重く早速汗が噴き出す。仙台からいらしたという単独の山スキーヤーと相前後してのんびり高度を稼ぐ。
陽差しが強く風も殆ど無い。早々に日焼け止めを塗るが手遅れか。残雪は去年より少し多いのか?でもこんなモンだろう。
昨日の祓川の喧噪に比べたらこちらは静かなものだ。体力不足も相まってだんだん辛くなってくるが、あたりの景色が気持ちよく気が紛れる。

  
左、残雪のブナ林       右、のぞきから見下ろす鶴間池

滝の小屋上の大斜面をやっとの事で登り切ると一休み、左側の藪に刈り払われた道がある。去年はなかったと思うのだが、昔の清吉新道へ通ずる横道でも復活したのかな?途中まで行ってみるがお腹も空いたので引き返し先を急ぐ。

傾斜の緩くなったザラメの雪原はスキーが滑らず歩き辛い、もうへとへとなので買い物袋に雪を詰めビールを冷やしながら10分も登ったろうか、河原宿の小屋や月山森の見える場所で少し早いが昼食大休止となる。今回はスキーレストを持参したので景色を眺めながらのんびり休憩した。

早速冷え冷えのビールで一人乾杯、風もなくTシャツ一枚でも熱いくらいの陽差しだ。斜面を見上げるとアリンコのように人が見える。時折ウグイスの鳴き声が聞こえるが静寂この上ない。ビールも程良く冷え至福の一時を過ごす。
が、少し飲み過ぎたのか微睡みを覚え這松の上にシートを敷き昼寝とする。

  
左、滝の小屋上の大斜面      右、河原宿の小屋は雪の中

ふと目を覚ますと2時になろうとしていた。あまりの心地よさに2時間も昼寝をしていた事になる。撃沈である。でもまあいいやと身支度をし少し登ってから滑降開始、あっという間に駐車場所に着いてしまう。まだまだ滑れそうな残雪である。


  
左、昼寝場所から山頂方面     右、大きな窪地